2015年09月29日

下書き小説147

「じゃあ帰れないってことはないんだ」
杉浦がぼそりと呟いた。
「帰るにも結界を破らなければいけないけどね」
「だけど昨日来た時はいつものハイキングコースだったのに、今日ここに辿り着いたのはどうしてなのかな」
「あいつらが通った後だからじゃないのか?」
あずさの問いに杉浦が答える。
posted by 吉椿 at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年09月25日

下書き小説146

ふむ、と尾形は息を吐いた。
「土地の名前、という意味ならここは古蔵だけど」
言葉を止めて反応を窺う。揃って納得していない顔をしているのに眉を下げた。
「君たちが暮らしている世界とは一応繋がっている場所だよ。ただし、結界によって隔てられてはいるけれど」
posted by 吉椿 at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年09月16日

下書き小説145

「この辺りでも」
杉浦は言いかけて、そういえば今自分たちは、本来いる世界と繋がっているのか不明な場所にいることに気付いた。
「ところでここは、どこなんですか?」
浮かれ気味だった空気が一転して鎮まる。
posted by 吉椿 at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年09月08日

下書き小説144

「じゃあテレビ?」
あずさの問いには答えず、尾形は続ける。
「それから特に人気があったわけでもないと思うし、見たくて見た子はいなかったんじゃないかな。でもみんな楽しそうだったのは僕も覚えてる」
posted by 吉椿 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。