2017年04月02日

行かないで還付金を作った話

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【テワタサナイーヌ(CV東北ずん子)】 行かないで還付金 【結月ゆかり】
ニコニコ動画:http://www.nicovideo.jp/watch/sm30864814
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=PCnYAP0HJmY

前回のキミは無関心層で、ラップなんてもうこりごり、もうやらないぞ! と思ったんですが、
ひらめいてしまったので作りました。

実は、とある筋から「還付金詐欺についても取り上げてほしい」とリクエストがあったんですよね。
還付金詐欺、すごく増えてるんですよ。去年は前年比で55%増でした。
今年も相変わらず流行ってるみたいです。

で、まぁそうだなぁ、じゃあなんか作るかぁとぼんやり考えていたんですよね。
そういえば去年のテワタサナイーヌさんカレンダーで採用された、
「行かないで 電話の指示で ATM」
という川柳、あれは我ながらなかなかの出来だったなぁと思い返していたわけですが、
そしたらあの「行かないでー」を思いついてしまったのです。

今でもことあるごとに「行かないでー」って頭の中で始まるんですが、
思いついちゃうともうぐるぐる回っちゃって仕方ないので、
その日のうちに動画完成させてアップしました。
3連休の最終日でしたからね。次の週末まで「行かないでー」を放置するわけにはいきませんでしたので。

音楽はボイスロイドについていたMusic Maker Silver という音楽作成ソフトの自動作曲機能で作ってもらって、動画の編集も全部これ1本です。
つまりAHSさんのボイスロイドを買うとほぼ全部できちゃうわけですね! すごいですね!
http://www.ah-soft.com/product/
ボーカロイドにも当然ついて来るんですね!

つまり1日でできちゃったのは、このオールインワンなソフトがあったからです。
ありがとうございます、AHS様!!
それと平ちゃんも!! 前回ので立ち絵を描いてもらっていたのが何より大きいです。


自分で作ったからかもしれませんが、なかなか耳について離れない歌(?)です。
ぜひ聞いていただいて、もし還付金詐欺の電話が来た時でも
「行かないでー」とか
「ATMのお振込み それはあなたがお振込み」とか
思い出していただければ幸いです。

それと、もしATM(特にコンビニとか無人のところ)で、携帯で通話しながら操作している人を見かけたら、声をかけるか、110番に通報しましょうね。
なかなか勇気がいると思いますが、私も頑張りますから。
posted by 吉椿 at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年12月24日

下書き小説156

「実は最初に呪文を教えて欲しいと言ったのは入道の方だったんだ。大きいばかりで力がないから、と。だけど入道が暴れては困るから、それを抑えるために若者にも教えた」
posted by 吉椿 at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年11月20日

下書き小説155

「えっ、ちょっと待ってください」
杉浦が身を乗り出す。
「入道が呪文を?入道も呪文を知っているんですか?」
「古蔵に伝わる話では、昔仙人が入道と村の若者に教えた、ということらしい。その若者というのが僕の先祖なんだけど」
「なんで化け物なんかにそんな力を与えたんだろう」
posted by 吉椿 at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年11月17日

下書き小説154

「なんだ、知っていたのか」
「三浜、いや、攫われた子が言ってたんです。三浜を攫った奴らがそう話していたって」
「てことは、あの四人はその入道の指示で動いてたってわけ?」
尾形は静かに頷く。
「どういう経緯かは分からないけど、そうなんだろうね。さっきの呪文もきっと入道が教えたんだろう」
posted by 吉椿 at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年11月13日

下書き小説153

「奴ら?」
杉浦の反応に尾形は頷く。
「そう、化け物は二人いる。岩のように大きな体をした二人の入道だ。イリヤとデウチと呼ばれている」
「イリヤと出口!」
三人が声を揃える。
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2015年10月29日

下書き小説152

「山には昔から化け物が住んでいて、毎年麓まで降りて来ては生け贄を捧げるようにと要求していた」
「それで村の人達は困っていたんですね」
「昔話によくあるやつだね」
岡田は相槌を打ち、あずさも口を挟む。
「そうだね、よくある話だ。そしてよくある通り、若い娘をやむを得ず差し出していた。そうでなければ奴らは村で暴れ回ったり、畑をめちゃくちゃにしたりする」
posted by 吉椿 at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年10月22日

下書き小説151

「どうして」
杉浦の問いに「うーん」と首を捻る。
「それはこれから説明するけど、避難してもらったんだ。僕たちだけ残ることにして、やむを得ず出て行ってもらった」
「ずっと住んで来た土地を離れるのは辛いでしょうね」
岡田がテーブルに声をぶつけるように呟いた。
「そうだね」
尾形の相槌にも哀愁が僅かに滲んでいた。
posted by 吉椿 at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年10月16日

下書き小説150

昔は人も住んでいたし、村も隔絶されることなく存在していたという。
「でも今はこの家の人間しか住んでいない」
posted by 吉椿 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年10月05日

下書き小説149

三人ともそれぞれにショックを受けていた。衝撃のあまり声も出ず、視線を泳がせて頭の中を整理しようと必死だった。やがてゴクリと唾を飲み込んで杉浦が尋ねる。
「それってもしかして、俺たちはここに来たことがあるってことですか?」
首肯する尾形に三人はじっと疑いの視線を向けた。
「見憶えもないところなのに?」
「私なんて遠くに住んでたけど?」
「一体どうやってここに?」
一転口々に質問を繰り出す三人に尾形は苦笑して両手を挙げ、制止とも降参とも取れるようなポーズをとった。
「まずはこの古蔵のことを話そう。古蔵というのはこの山一帯の地名だ。さっきも言った通り、普段は結界によって世間とは隔絶されている」
posted by 吉椿 at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年10月02日

下書き小説148

「この辺りでも、と君は言いかけたね」
尾形が会話に割り込み、杉浦の発言を持ち出した。
「あ、はい」
「もちろんこの辺りでも流行った。というよりここでしか流行らなかった」
「え?」
言葉の意図を計りかねて困惑している三人に対し、尾形の言葉は淡々としていた。
「そもそも流行りなんてなかったんだ。映画でもテレビでもない。現実の話だ」
posted by 吉椿 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年09月29日

下書き小説147

「じゃあ帰れないってことはないんだ」
杉浦がぼそりと呟いた。
「帰るにも結界を破らなければいけないけどね」
「だけど昨日来た時はいつものハイキングコースだったのに、今日ここに辿り着いたのはどうしてなのかな」
「あいつらが通った後だからじゃないのか?」
あずさの問いに杉浦が答える。
posted by 吉椿 at 18:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年09月25日

下書き小説146

ふむ、と尾形は息を吐いた。
「土地の名前、という意味ならここは古蔵だけど」
言葉を止めて反応を窺う。揃って納得していない顔をしているのに眉を下げた。
「君たちが暮らしている世界とは一応繋がっている場所だよ。ただし、結界によって隔てられてはいるけれど」
posted by 吉椿 at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年09月16日

下書き小説145

「この辺りでも」
杉浦は言いかけて、そういえば今自分たちは、本来いる世界と繋がっているのか不明な場所にいることに気付いた。
「ところでここは、どこなんですか?」
浮かれ気味だった空気が一転して鎮まる。
posted by 吉椿 at 18:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年09月08日

下書き小説144

「じゃあテレビ?」
あずさの問いには答えず、尾形は続ける。
「それから特に人気があったわけでもないと思うし、見たくて見た子はいなかったんじゃないかな。でもみんな楽しそうだったのは僕も覚えてる」
posted by 吉椿 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年08月31日

下書き小説143

「その主人公、僕に似てたんだよ」
あまり表情は変わらないが、尾形は少し嬉しそうだった。
「えっ、そうなんですか」
「覚えてるんですか、その映画」
岡田と杉浦が身を乗り出す。あずさも感心を顔に浮かべている。
「正確には映画ではないんだけど」
posted by 吉椿 at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年08月24日

下書き小説142

「話の筋や登場人物は覚えてないけど、子ども達、同じ年頃の子達が皆呪文を唱えて遊んでいたってことだね」
「そうです」
なるほどね、と尾形は含み笑いをする。
posted by 吉椿 at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年08月18日

下書き小説141

「え、それってどういうこと?」
咳き込んで目を赤くした尾形の質問に岡田が以前ファーストフード店でした説明を繰り返す。
「ああ……そうかあ」
聞きながら尾形は何事か考えているようだった。
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2015年08月07日

下書き小説140

「君たちは呪文を使えるようだけど、どこでそれを覚えたのか憶えて……いないんだろう」
問いかけて止めた、そんな口調だ。
「昔流行っていたテレビの影響だと思ってました」
以前そう話した岡田が答えると、尾形には意外な答えだったのか目を見開き、「はぁ?」と言いかけたところでむせて咳き込んだ。
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2015年08月05日

下書き小説139

三人を上座に座らせ、男性は入り口側に腰を下ろす。
「僕は尾形。代々裏の山の守り役をしている」
「ここは尾形さんのおうちなんですか?」
あずさが首をぐるぐると回して部屋の広さに感心しながら尋ねる。
「そう。主ではないけど」
三十代前半と思しき見た目からすれば当然のことだろうと杉浦は納得する。
posted by 吉椿 at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする

2015年07月28日

下書き小説138

磨き込まれた板張りの長い廊下に障子戸がずらりと並ぶ。中はいくつかの部屋に仕切られているのだろうが、どこからどこまでが一続きなのか分からない。そのうちの一つを男性が迷うことなく開け、「どうぞ」と促した。
二十畳はあるのではないかという広い畳の部屋の真ん中に、一般家庭にあるものよりもほんのひと回りほど大きい程度の座卓がポツンと置かれていた。
posted by 吉椿 at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 下書き小説 | 更新情報をチェックする
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